リウマチ専門治療
リウマチ患者さんは増えています。
リウマチ患者さんは日本全国で70万人おり、１年に1万5000人が新しく発病しています。30～50歳代の働き盛りに発症することが多く、圧倒的に女性に多く発症しますが、男性にも起こります。
リウマチだと知らずにほっておくと、関節が変形し動かなくなってしまいます。
免疫の異常により関節を裏打ちしている滑膜という組織に持続的な炎症が生じる病気で、典型的には手の指や足の指などの小さい関節に対称性に関節炎が生じますが、膝などの大きな関節が侵されることも少なくありません。薬物療法でしっかり炎症を抑えないと軟骨がすりきれてなくなってしまい、最終的には充分に機能 しない固まった関節になってしまいます。
治療薬の進歩で、病気を完全におさえこめることができるようになったので、早期発見・早期治療が重要です。
症状
こんな症状があったらリウマチ専門医を受診しましょう。
- 朝起きて30分以上、手がこわばる
- ちょっとした動作でも手が動かしにくい
- 関節のあちこちが痛む
- 手足のしびれや痛みがある
※変形性関節症や痛風など他の病気の可能性もあるので、専門医による診察と検査が重要です。
診断
診断の基本は、診察と血液検査になります。
まず専門医が診察して関節が痛いだけか、関節の炎症があるために痛いのかを見極 めることが大切です。
リウマチを確実に診断するには、血液検査でリウマチ因子、抗CCP抗体、CRPなどを測定します。これらの検査で約90％で診断が可能なですが、血液検査に異常が認められない場合MRIあるいは超音波エコーなどを行って綿密に診断を進めていきます。